レム睡眠行動障害とは
レム睡眠行動障害の症状
睡眠中の異常行動
寝言や寝ぼけ、眠りながら歩き回ったり、飲食をするなど睡眠中の異常行動は、睡眠時随伴症という睡眠障害に分類されます。高齢の方に多いレム睡眠行動障害では、夢の内容と同じ言動をとるのが特徴的で、大きな声で怒鳴ったり、殴る蹴るといった攻撃的な行動を呈することがあります。ご本人だけではなく、ベッドパートナーにも支障をきたす場合があります。パーキンソン病など神経疾患への移行にも注意が必要です。
レム睡眠行動障害の診断・治療
主な治療法について
問診を行い、疑われる睡眠障害によって、検査や治療法が異なります。特に、レム睡眠行動障害が疑われる場合は、睡眠ポリグラフ検査を行い、特徴的な所見を確認します。異常行動を起こす睡眠障害に関して正しい知識をもつこと、正しい睡眠習慣を身につけること、寝室環境を整えることが、予防や治療にとって重要です。特に飲酒は、寝ぼけ、異常行動を誘発する場合が多く、飲酒習慣の見直しも重要です。必要に応じて、異常行動を抑える効果のある薬の処方を行います。